シンボルツリーをもっとおしゃれに!おすすめ下草を紹介

シンボルツリーをもっとおしゃれに!おすすめ下草を紹介

みなさんこんにちは、NIWA colorです。
シンボルツリーをより魅力的に魅せるために重要なのが、下草の選定です。
下草は、ただ引き立て役に留まらず、乾燥や雑草から地表を守ってくれる強力な味方でもあります。
今回は、どのように下草を選ぶかやおすすめの種類・植え方などについてご紹介します。


何で下草が必要なの?
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下草とは、シンボルツリーや背の高い樹木の足元に植える、低木やグランドカバー、草花、球根植物の総称です。
なぜ下草が必要なのかというと、シンボルツリーが一層引き立ち、植栽全体に動きを与えることができるのです。
例えば、冬に葉を落とす落葉樹のそばに常緑の下草を配置することで、秋から冬にかけての美しい景観を保つ効果があります。
さらに、下草は機能的な役割も果たします。
地表の乾燥や温度上昇、真夏の直射日光から植物を守ることができ、特に乾燥に弱い植物の足元には常緑性の下草が適しています。
また、地表を覆うグランドカバーは雑草対策にもなります。

下草選びにはルールはありません。
樹高1.5mまでの低木や、地面を這うように広がるグランドカバー、草丈が1m程度までの宿根草や、季節の草花など、様々な植物が下草として活用できます。
一般的には、メインの植物を引き立てつつ控えめな容姿の植物が好まれますが、個性的なカラーリーフや花を持つ植物を使ってお庭に独自の魅力を加えることも可能です。

下草のメンテナンスを考えると、手のかからない植物を選ぶことがおすすめです。
もし自分で下草選びをする自信がない場合や、おしゃれなお庭にしたい方は、プロに相談することも一つの方法です。


下草の種類とは?
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おすすめの下草は、1年中緑が茂る常緑グループと、秋~冬にかけて葉を落とす落葉グループに分けてご紹介します。

【常緑性の下草】
・コルジリネ
華やかなカラフルな葉の模様が魅力で、リゾート感があります。
樹高は品種により異なり、シャープな葉は様々な植物と調和します。

・ニューサイラン
細長いスタイリッシュな葉が特徴で、1年中カラフルな葉を楽しむことができます。
クールな印象を与える植物です。

・マホニアコンフューサ
和風から洋風までどんな庭にも合う深緑色の葉を持つ低木で、アクセントとしても活躍します。

・アベリア
初夏~秋にかけて花を楽しめる低木で、長い期間花を咲かせます。
存在感があり、斑入り葉の品種もあります。

・シルバープリペット
斑入りの葉が印象的で、生垣としても利用されることがあります。
生長スピードが早いので、こまめな剪定が必要です。

・オタフクナンテン
秋に鮮やかな紅葉する低木で、シンボルツリーの下草としてアクセントを加えます。

・ローズマリー
地中海原産の香り高いハーブで、乾燥や直射日光に強く、シンボルツリーの周りを覆うように植えることができます。

・ラベンダー
アロマテラピーで知られる花で、紫色の花がシンボルツリーを引き立てます。

・ヒューケラ
カラーリーフの一種で、日陰にも適しています。
多彩な葉色が庭に華やかさをもたらします。

・ヒメツルソバ
グランドカバーとして使われ、ピンクの花がナチュラルガーデンにぴったりな雰囲気を醸し出します。

・ハツユキカズラ
常緑性のカラーリーフで、ほふく性の成長が特徴です。
シンボルツリーの足元を飾ります。

・ジャノヒゲ
日本に自生するつる性の植物で、和風庭園に合う雰囲気を持っています。

・ワイヤープランツ
針金のような枝に小さな葉を持つ低木で、生命力が強く雑草対策にも適しています。

【落葉性の下草】
・アジサイ
梅雨を代表する花木で、シンボルツリーの足元に植えると美しいコントラストを生み出します。

・コデマリ
小さな白い花を咲かせる落葉低木で、枝垂れる花姿が足元を彩ります。

・ユキヤナギ
枝垂れる枝に白い小花を咲かせ、3月~4月に見事な花を楽しめます。

・アスチルベ
かわいらしい花がトサカのように咲く宿根草で、日陰にも適しています。

・ギボウシ
大きな葉と涼し気な花が特徴で、ナチュラルガーデンや洋風の住宅にマッチします。

・コムラサキシキブ
鮮やかな紫色の実が印象的で、秋の庭を彩ります。
樹高もコンパクトで管理しやすいです。

・セイヨウニンジンボク
7月~9月に紫色の花を咲かせる大きな低木で、シンボルツリーとしても利用されます。


下草の植え方
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下草の植え方は、シンボルツリーと一緒に植えるのが最適です。
もし後から植える場合は、シンボルツリーや周囲の植物の根を損なわないように心掛け、慎重に植え付けましょう。
シンボルツリーを選ぶ際と同じように、「日陰耐性がある」「踏みつけに強い」など、その場所に適した特性を持つ植物を選ぶことも重要なポイントです。
一種類の下草をまとめて植えれば統一感が生まれ、複数の種類を組み合わせて植えると賑やかでナチュラルな雰囲気を出すことができます。
植物だけでなく、割栗石やウッドチップなどを取り入れると、モダンで洗練された印象となります。


おすすめの組み合わせ
下草のおすすめの組み合わせをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

・アオダモ×カラーリーフ
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出典:https://blog.goo.ne.jp/reiko0412ss/e/378275cc5b52280c1c331b70d058b0fc

人気の高いアオダモを際立たせるために、足元にはコキア・ツツジ・ヒューケラ・ラベンダー(シルバーサンド)・コニファーなどを配置してにぎやかさを出していくとバランスの良いコントラストが生まれます。
アオダモのシンプルな姿勢を、カラフルでシルバリーなリーフが美しく引き立てる見本です。

・イロハモミジ×アベリアコンフェッティ
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出典:お庭の窓口情報マガジン

和風の雰囲気を演出するために、イロハモミジの根元にはアベリアの斑入り品種であるコンフェッティがおすすめです。
庭全体を明るくします。
斑入りのアベリアは、和風の庭木や割栗石とも調和が取れ相性抜群です。

・スモークツリー×ヒューケラ
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出典:お庭の窓口情報マガジン

注目のスモークツリーを、カラフルなヒューケラやクローバーが足元から活気づけ、個性が際立つデザインです。
スモークツリーのピンク色の花とカラフルなリーフの調和が美しいコントラストを作り出します。
シンプルな下草で、ナチュラルな雰囲気が好みな方にはおすすめです。

・シマトネリコ×ユーカリ
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出典:https://roomclip.jp/photo/shYt

ロックガーデン風に仕上げたシマトネリコの下には、ユーカリ・セダム・ワイヤープランツ・ヘデラなどを取り入れるのがおすすめです。
石と植物のバランスが絶妙で、シマトネリコの個性が際立つ相性抜群な組み合わせです。

・シマトネリコ×クラピア
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出典:お庭の窓口情報マガジン

シマトネリコの周りには、雑草対策として広く利用されているクラピアをグランドカバーとして植えると良いです。
一種類の下草に絞ることで、シンボルツリーの美しい樹形が際立ちます。


流行のシンボルツリーはこちら
過去にはシンボルツリーに関して参考になる記事もたくさんあります。
ぜひ下草とあわせて記事を参考に選んでみてください。

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【山採りにおすすめなシンボルツリーまとめ】


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