おしゃれなお庭の新定番!知っておくべきグリ石の魅力とは?

おしゃれなお庭の新定番!知っておくべきグリ石の魅力とは?

みなさんこんにちは、NIWA colorです。
お庭をおしゃれにする新たな注目アイテム、グリ石。
この名前を初めて聞く方も多いかもしれませんね。
砂利やコンクリートなどとは違い、あまり一般的に知られていないこのグリ石が実は意外なほど身近な場所で活躍しています。
今回は、そんなグリ石の特徴や活用例についてご紹介していきます。


グリ石とは
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グリ石とは、人工的に岩石を割り、加工した石材のことです。
かつては住宅の基礎下に敷いて地盤を安定させるために主に利用されていましたが、最近では外構やエクステリアのデザインにも広く活用されています。
日本産業規格(JIS)では、グリ石の材料として使用できる岩石は全部で6種類に規定されています。
・花崗岩
・安山岩
・砂岩
・凝灰岩
・石灰岩
・けい岩

これらの岩石以外のものは、正確にはグリ石とは呼べません。


砂利とはどう違うの?
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砂利との違いは、割栗石の大きさです。
割栗石は通常、100〜200mmの大きさを持ち、砂利よりも大きく存在感があります。また、石よりは小さいため、使い勝手が良く、庭やエクステリアのデザインに適しています。
ただし、割栗石には例外もあります。
割栗石に含まれないのは、長さが幅の3倍以上細長いもの、厚さが幅の1/2以下の薄いものです。


グリ石を使うメリット
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ここではグリ石を使うメリットをご紹介いたします。

・斜面でも安定性が高い
グリ石は粒が大きく重いため、石同士がしっかりと噛み合い、斜面でも安定して使用することができます。
一方、砂利や砕石は粒が小さいため、わずかな傾斜でも崩れやすく、雨や風によって流されやすい特性があります。
また、グリ石は立体感を演出したり、ライトアップ時の陰影を活用するのにも役立ちます。

・浸水性が高い
グリ石は浸水性が高いため、植栽と組み合わせておしゃれな外観にすることができます。
雨水が適度に染み込む地面に使用すると、夏場は蒸散してコンクリートよりも涼しくなり、快適な環境を作り出すことができます。

・コスパが高い
機能性やデザイン性が高いグリ石ですが、コンクリートと比較して費用対効果が高いことが多いです。
砂利と比べると若干高く感じるかもしれませんが、部分的に使用することでコストを抑えることもできますので、上手に活用しましょう。


グリ石を使うデメリット
メリットもあればデメリットもあります。
デメリットを把握した上で対策をしていきましょう。

・石にムラがある
天然石を用いているため、大きさ、色、形には必然的にムラが生じます。
このランダム性を上手に利用することがグリ石を活用する上での重要なポイントです。
ナチュラルな見た目や建物、周辺の調和を図るのにはおすすめです。
一方で、規則的なデザインや幾何学的な要素が強いデザインには向いていません。

・雑草対策
グリ石を敷くと隙間が生じ、そこから雑草が生えてくることがあります。
このため、定期的な草抜きやメンテナンスが必要です。
防草シートと組み合わせることで、初期費用はかさみますが、その後のメンテナンスが楽になります。
外構工事は完成後も定期的なメンテナンスが必要ですので、施工前にメンテナンス方法も検討しましょう。
防草シートと組み合わせることで、美しいお庭を維持するのに役立ち、メンテナンスが楽になります。


グリ石を使ったおしゃれなお庭例
グリ石を使ったおしゃれな活用例をご紹介します。

・ガビオンにして目を引くおしゃれ外構に
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通常「蛇籠(じゃかご)」として知られるガビオンは、メッシュ状の格子パネルを使用し、グリ石を中に詰め込んで立体的に作られたエクステリアアイテムです。
その存在感と多様な加工方法により、個性を表現するのにおすすめなアイテムとです。
モダンな住宅には特にピッタリです。

・下草と合わせてロックガーデン風に
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土が見えないように、下草とグリ石で埋めるとワイルドなロックガーデン風のお庭に変身します。
相性の良いコルジリネを組み合わせるとより調和します。


まとめ
グリ石は、おしゃれな外構やエクステリアデザインに活用される注目アイテムです。
天然石を加工したものであり、斜面でも安定性が高く、浸水性も抜群です。
コストパフォーマンスも高いため、庭やエクステリアのデザインにおいて重宝されています。
一方で、石の大きさや形にムラがあり、雑草対策も必要です。
しかし、その存在感と個性を活かせる使い方が魅力です。
ガビオンとしても利用され、モダンな外観やロックガーデン風のお庭に華を添えます。
これからお庭作りを検討している方は、グリ石を使ってみてはいかがでしょうか。


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