おしゃれなお家はじゃりを使ってる!化粧じゃりの活用術

おしゃれなお家はじゃりを使ってる!化粧じゃりの活用術

みなさんこんにちは、NIWA colorです。
自宅の庭やエントランスに砂利を敷いて、おしゃれな雰囲気を演出したいと考えている方も多いことでしょう。
しかし、どの種類の砂利を選べばよいのか、費用はどれくらいかかるのかといった疑問もありますよね。
今回は、庭のイメージに合わせた砂利の選び方や敷き方のヒントをご紹介します。
おしゃれなお庭への第一歩を踏み出すために、ぜひ参考にしてみてください。


化粧じゃりとは
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一般的に、じゃりと聞くと、駐車場や工事現場で見かけるような灰色の無機質なイメージがありますよね。
しかし、化粧じゃりはそのような一般的な砂利とは異なり、美しい色彩や形状を持つ砂利のことを指します。
これは、主にガーデニングやエクステリアのデザインに使用され、玄関アプローチや庭をおしゃれなデザインと機能性を両立させる素材として重宝されています。
化粧じゃりには様々な種類が存在し、例えば人気のある白玉砂利は光沢があり、白く丸みを帯びた形状が特徴です。
その他にも、高級感あふれる漆黒の新那智黒石や、チョコレートロックのような風情あるチョコレート砂利など、種類が豊富で楽しいものばかりです。
これらの化粧砂利を使うことで、おしゃれなお家をお庭を作ることができます。


じゃりを敷くメリット
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じゃりをお庭に敷くと以下のようなメリットがあります。

・防犯対策
砂利の歩行時に発生するザッザッとした音は防犯対策として非常に役立ちます。
なぜなら、不審者が侵入した場合、砂利の上を歩くことで音が鳴り、周囲が気づく可能性が高まります。
また、不審者はこの音を嫌がり、侵入を躊躇うことがあります。
化粧砂利を利用することで、防犯性を向上させつつ、おしゃれな外観を手に入れることができます。
さらに、防犯をより強化したい場合には、「防犯砂利」と呼ばれる、より大きな音を発する砂利の使用も検討してみましょう。

・デザイン性の向上
化粧砂利は、見た目が美しい砂利であり、さまざまな色や形状が楽しめます。
雨や太陽光によって輝く様子も、日によって異なる雰囲気を醸し出します。
雑草対策やぬかるみ防止だけでなく、お庭のデザイン性も向上させることができます。外観やエクステリア全体のデザインを考えながら、砂利を選ぶことで統一感があり、おしゃれで魅力的な仕上がりになります。


お庭に合うじゃりの種類
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じゃりといっても、その種類は原料や色、砕き方、磨かれ方、そして性質によってさまざまです。
理想のお庭を作り上げるためには、お庭のイメージに合わせた色や大きさのじゃりを選ぶことが重要です。
これにより、お庭全体の印象が決まり、アクセントとして一部に敷くことで雰囲気を引き締める効果も期待できます。
じゃりの魅力は見た目だけでなく、土ぼこりの発生や雨後のぬかるみを防ぐ機能性も備わっています。
さらに、砂利を敷く際に雑草の生えにくくする処理を施せば、お庭のメンテナンス労力も軽減できます。
ここでは、庭に合った人気の砂利や定番の砂利について、用途や価格の相場とともに紹介します。

・白玉砂利
白玉砂利は、明るく上品な見た目を持ち、和風・洋風の庭に適しているため、人気があります。
原料は石灰岩や大理石などで、価格帯は20kgで2,400~3,700円ほどです。

・大磯砂利
グレー系を中心とした主張の少ない色合いで、どの庭にも合わせやすいオーソドックスな砂利です。
価格帯は20kgで1,100~3,800円ほどです。

・青玉砂利/青砕石砂利
青系の色合いを持つこの砂利は、水に濡れると色が深く濃くなり、風合いの変化を楽しむことができます。
価格帯は20㎏で2,400円台から5,000円以上と幅があります。

・赤玉砂利
赤色大理石を原料としたこの砂利は、明るい色合いで洋風の庭や木材との相性が良いです。
価格帯は20㎏で2,400~5,000円以上と幅があります。

・五色砂利
茜・柑子・納戸・若菜と名のついた渋い色の石に白玉砂利を加えて五色とした砂利で、和風の庭に華やかさを加えます。
価格帯は20㎏で1,600円~3,800円ほどです。

・金華砂利
グレー系に黄色や茶系の石が混ざり、温かみと華やかさを感じさせる砂利です。
価格帯は20㎏で2,800~3,700円ほどです。

・那智黒石
高級感あふれる艶を持つ那智黒石は、和風の庭に適した砂利です。
価格帯は20㎏で1,300~5,000円ほどで、磨きタイプは高級感があります。

・キャメル砕石
少し錆びた風合いの茶系で、アンティーク調のシックな庭作りに向いています。
価格帯は20kgで2,600~2,800円ほどです。

・伊勢砂利
茶系の色と黒色が混じり合い、孔がたくさん開いた花崗岩を原石とした砂利で、水はけがよく上品な華やかさを持っています。
価格帯は20kgで900~3,200円ほどです。

・ピンクチップ
最近人気の桜色の砕石で、洋風の庭に好まれます。
価格帯は20kgで1,000~2,500円ほどです。


じゃりを敷く費用
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砂利を敷く前には、事前にざっくりとでも予算を把握しておくことが重要です。
砂利を敷くには、以下のポイントを確認してみましょう。

・ 砂利を敷く範囲の面積を把握
庭全体に敷くのか、通路に敷くのか、ポイント的に敷くのか、計画が大まかに描かれたら、ますますその範囲の面積を確認しましょう。

・ 砂利を敷く厚さを決める
場所や砂利の粒の大きさにより、適切な厚さは変わりますが、庭の一般的な場合は標準的に3~5cmです。

・ 砂利の種類の価格をリサーチする
前述の通り、砂利の価格は種類によって異なります。
庭のイメージや予算に合わせて、適切な砂利を選びましょう。

敷く部分の面積と厚さが決まれば、必要な砂利の体積が求められます。
例えば、1m四方に3cmの厚みで敷く場合、単純に30リットルの砂利が必要ですが、砂利の種類によって同じ体積でも重さが変わります。
袋に記載された砂利の重さや価格を確認すると、必要な砂利の価格を見積もることができます。
たとえば、1m四方に3cmの厚みで敷くために10kg350円の砂利5袋が必要なら、1m四方に必要な砂利の価格は1,750円。
これを5m四方に敷く場合は8,750円となり、これが予算の決め方となります。

砂利の下に雑草が生えないようにするためには、「防草シート」が必要です。
品質によって価格は変わりますが、ホームセンターなどでは1×5mで約800円程度で入手可能です。
施工業者に依頼する場合は、これらの材料費に加えて工賃がかかります。
使用する材料や面積によって異なりますが、部分的に敷く場合は5,000~10,000円、庭全体に敷く場合は10万~20万円前後が一般的な目安です。
業者を利用する際には、防草シートを含む材料費や工賃などが明確になるよう、詳細な見積もりを取ってもらうと良いでしょう。


じゃりを敷くポイント
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最後に、砂利を美しく活用する際のポイントを3つご紹介します。
ただ単に砂利を広げるだけでは、後々に雑草が生えたり、石が飛び散ったりして後悔することもあります。

・ 地盤の整備
しっかりとした下地の整備が重要です。
凸凹の土地にただ砂利を敷いても、見た目が美しくありません。
地面を平らに整えることで、砂利の移動を防ぎ、ぬかるみや水たまりを予防できます。
既存の土地に砂利を敷く際は、10センチほど土を削り取り、全体を平らに整えることが必要です。
整地後は、砂利が地面に沈まないように転圧を行います。
DIYの場合は足で踏み固めるなど、地面をしっかり固めておくことが美しい砂利の完成に繋がります。

・ 雑草対策
砂利を敷くだけでも雑草の発生を抑えることは期待できますが、わずかなすき間から雑草が生えてしまう可能性があります。
雑草が砂利の間から生えると、草むしりが手間となります。
そのため、砂利を敷く前に草むしりを行うだけでなく、防草シートを利用することがおすすめです。
防草シートは日光を遮り、雑草の発生を防ぎます。防草シートを使用することで、メンテナンスが簡単になり、美しい化粧砂利の状態を保つのに役立ちます。

・ プロに依頼
砂利を美しく仕上げるには、地盤整備や防草対策などDIYでは手がかかる作業があります。
そこで、プロの業者に依頼することをおすすめします。
コストはかかりますが、プロの手による作業は砂利を美しく仕上げてくれるでしょう。
砂利の選定に迷った場合も、形や色、量などについて業者と相談することがおすすめです。

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