愛犬のために!自宅にドッグランを作る方法

愛犬のために!自宅にドッグランを作る方法

みなさんこんにちは、NIWA colorです。
愛犬のためにお庭にドッグランがほしい、と考えている方もいるのではないでしょうか。
しかし、ドッグランはどうやって作ればいいか分からず一歩踏み出せない方も多いと思います。
今回はそんな方のために、自宅にドッグランを作る方法をご紹介します!


自由に遊べるドッグラン
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外に出て、太陽の光、自然の音、香り、土の感触などの刺激を楽しむことが大好きなワンちゃんにとって、自宅のドッグランは、リードなしで思う存分遊べる楽しい屋外スペースとなります。
さらに、たくさんの運動が必要な犬種にとっては、散歩だけではエネルギーを十分に発散できないことがあります。
こうした場合に、室内での駆け回りが難しいかもしれませんが、しっかりとした脱走対策が施された自宅ドッグランがあれば、安全かつ自由に愛犬を遊ばせることができます。
ドッグランと聞くと、公園やサービスエリア、ショッピングモールなどにあるような大きなスペースが必要だと思われるかもしれませんが、実際にはご自宅の庭でもドッグランの役割を果たすことができます。
広々としたスペースが確保できない場合でも、ワンちゃんにとって「外で思い切り遊べる場所がある」ということは喜びにつながります。

愛犬のために快適な「自宅ドッグラン」を作るには、三つの設備が必要不可欠です。
1つ目は、ワンちゃんが外に出ないようにする「フェンス」、2つ目は、ドッグランに出入りする「扉」、3つ目はワンちゃんの足裏への負担を軽減させる「舗装」です。
この3つの設備について詳しくご紹介していきます。


フェンス
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元気なワンちゃんが遊んでいる途中に興奮すると、思わぬ外出への飛び出しも考えられます。
そこで、ドッグランを安全に楽しませるためには、しっかりとしたフェンスでエリアを囲むことが必要です。ただし、フェンスの強度が不足していると、犬が勢いよくぶつかって崩れる危険性があります。
また、フェンスを設置していても、ジャンプ力のある犬種は飛び越える可能性があり、小型犬などはフェンスと地面や壁の隙間を利用して抜け出してしまうことも考えていきましょう。
フェンスを選ぶ際には、「飛び超えられない高さ」「頑丈な構造」「隙間のない設計」が重要です。
また、お庭が一般の通行路に面している場合は、外部からの視線を遮る目隠しフェンスを検討することもおすすめです。



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ドッグランを安全に囲むためには、出入り口となる扉も重要です。
フェンス同様、扉も犬が抜け出さないように対策をしていきましょう。
ワンちゃんの安全を確保するためには、「飛び越えられない高さ」「すり抜けられない構造」だけでなく、「自力では開けられない仕組み」が重要です。
ドッグラン内で飼い主が常に見守ることは大切ですが、時には目を離すこともあるかもしれません。
大型犬であれば扉の取っ手に届く可能性があり、そのすき間から扉を自力で開けてしまうことが考えられます。
そのため、「扉を引かないと開かないようにする」「サムターン錠(回転式ツマミ)で開放しないと扉が開かないようにする」「取っ手をプッシュプル錠にする」などの工夫をしていきましょう。
こうした構造の扉は犬にとって開けにくく、自力で扉を開ける危険性が軽減されます。
また、門扉やカーゲートの設置は、扉の閉め忘れなどに対処すると同時に、犬の飛び出しや脱走を予防する効果があります。
ご紹介したポイントを押さえて、ドッグランの扉を工夫することで、安心して愛犬を遊ばせることができます。


舗装
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地面は小石などを取り除けば、土のままでもドッグランとして活用できますが、硬さや滑りやすさに注意が必要です。
これに加えて、雨後などの時には足が汚れやすくなります。
そこで、舗装材を導入することで、犬の足腰にやさしく、清潔な環境を提供できます。
一般的には、天然芝が初期費用が安く、犬にとっても柔らかくて負担がかからないとされています。
しかし、天然芝は定期的な手入れが必要であり、穴ができる可能性があります。
もう一つの選択肢として人工芝があり、ローメンテナンスで年中美しい状態を維持できるメリットがあります。
ただし、コストがかかり、寿命に制限があることも考えていきましょう。
人工芝は夏には暑くなりやすいため、熱中症には十分な注意が必要です。
その他におすすめの舗装材として、ゴムチップ、ウッドチップもあります。
「ゴムチップ」は弾力性があり、滑りにくい特長がありますが、日当たりに注意が必要です。
「ウッドチップ」はヒノキやヒバ、スギなどの天然木の香りに包まれ、殺菌・消臭効果がある上、雑草の生えにくさも魅力です。
ただし、費用がかかり、定期的な遣り替えが必要であることを覚えておきましょう。

これらの舗装材を選ぶ際には、「足腰への負担が少ないか」「表面が熱くなりにくいか」「メンテナンスがしやすいか」といったポイントを考えることが大切です。
ワンちゃんに適した舗装材を選ぶことで、ドッグランが快適で安全な遊び場となります。
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あると便利になるもの
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フェンス」「扉」「舗装」に加え、以下の設備を導入することで、より充実した自宅ドッグランを実現できます。

・障害物コース(ハードル・トンネル・ポールなど)
ドッグランに障害物コースを設けると、「アジリティー」というワンちゃんと飼い主がペアになって行う競技がお庭できます。
ハードルの飛び越えやトンネルをくぐるなど、元気な犬にとっては刺激的な遊びとなり、飼い主さんとの絆も深まるでしょう。

・立水栓・ガーデンパン
水分補給と足洗いが手軽に行える立水栓やガーデンパンを設置しましょう。
遊び終わりに犬の足をきれいに洗い、室内に入れるような場所に配置することで、清潔な状態を維持できます。

・休憩スペース
遊ぶ中での休憩や水分補給を考え、ドッグラン内やお庭に日陰で風通しの良い休憩スペースを作りましょう。
植栽やテラス屋根、パラソル、サンシェードを活用することで、愛犬が快適に過ごせる環境を整えます。

・トイレスペース
お庭の隅に専用のトイレスペースを設置することで、ドッグラン内を清潔に保つことが可能です。
立水栓やガーデンパンの近くに配置して、掃除がしやすくなるように心掛けましょう。


まとめ
ドッグランの作り方をご紹介してきました。
自宅にドッグランを作ることで、ワンちゃんはリードなしで思う存分遊び、飼い主との絆も深めます。
必要不可欠なのは「フェンス」で安全なエリアを確保し、「扉」で安心して出入りできるように。
そして「舗装」は足腰への負担を考慮し、清潔で快適な環境を整えます。
さらに、「障害物コース」や「立水栓・ガーデンパン」、「休憩スペース」、「トイレスペース」を導入すれば、より充実したドッグランが完成します。
お庭でも楽しい遊び場を提供しましょう。


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