お家の外構に高級感をプラスする照明計画

お家の外構に高級感をプラスする照明計画

みなさんこんにちは、NIWA colorです。
外構作りの際に、照明計画は欠かせないものです。
照明はお家におしゃれに見せてくれるだけでなく高級感もプラスされます。
今回は、外構デザインに合わせた証明計画のコツをご紹介していきます。


照明の設置場所
28185704_s.jpg
照明はどこに設置すればいいのかをご紹介していきます。

・玄関アプローチ
門から玄関に続くアプローチにおいて、動線に合わせ、玄関ドアまで安全かつ美しく導くように照明を配置していきましょう。
アプローチが狭い場合や、細かな部分を照らしたいときは埋め込み型のライトがおすすめ。
また、植栽や花壇がアプローチを囲んでいる場合は、柱状のポール型ライトを設置することで、足元だけでなく周囲の植物も美しく引き立てます。

・玄関ポーチ
玄関ポーチでは、カバンから鍵を取り出したり、スムーズに鍵を差し込むための明るさが不可欠です。
ドア横に配置された「ポーチライト」や「玄関灯」は、ポーチ全体を効果的に照らし、利便性を高めます。
ポーチが階段状になっている場合は、階段下に間接照明を設けることで、夜間の歩行がより安全になります。

・門袖などの壁
門袖や壁面には、素材の美しさを引き立たせる照明を取り入れましょう。
例えば、石材でできた壁には下から照明を施すことで、素材の凹凸や色が映え、ドラマティックな雰囲気が演出されます。

・植栽付近
樹木や植栽に巧みにライトを施すことで、玄関アプローチは魅力的な空間へと変身します。
花壇には間接照明型のライトを上から当てることで、花々の色彩を際立たせることができます。
夜になってもお気に入りの樹木や花が美しく輝く、花壇が主役の玄関アプローチは素敵なものとなります。


テイストに合わせた照明計画
05_gal20230822_02-1100x733.jpg
照明計画は、住宅の個性や雰囲気に合わせることが大切です。
外観全体のバランスを保ちつつ、住宅スタイルや外観テイストに合わせたアイテムや演出方法を選んでいきましょう。
ここでは3つのスタイルの証明計画をご紹介します。

・モダンスタイル
モダンスタイルの外観には、黒、白、グレーの色調を中心に据えたスタイリッシュなデザインが特徴です。
このスタイルに合わせた玄関アプローチでは、硬質な素材如石材やコンクリートを使用し、都会的で整然とした印象を演出しましょう。
洗練されたモダンスタイルには、光と影の境界がクッキリとしたライトアップが効果的です。
外壁や門周辺に植物がある場合も、陰影を際立たせてモダンスタイルの鋭い外観を引き立てます。
電球が直接見え、はっきりと光るタイプのライトがおすすめで、クールな印象を与える白い光はモダンな雰囲気を一層際立たせます。
外観や外構に直線的なデザインが多い場合は、まっすぐ伸びる直線状のライトを選ぶことで、シンプルでありながらも重厚感のある空間を演出できます。

・南欧風スタイル
南ヨーロッパ風の南欧風スタイルは、イタリアやフランス南部を思わせる動きのあるデザインと、温かな色調が特徴です。
このおしゃれな外観には、特徴的なデザインの門柱灯やポーチライトなどのデコラティブなライトがおすすめです。
レンガやテラコッタを使用した温かみのある色調が特徴の外観には、特徴的なデザインのライトを取り入れることで、外観が一層引き立ちます。
左官仕上げの外壁には、壁の模様を引き立たせるようなライトアップが効果的です。
光を下から当てて模様を浮かび上がらせる方法も良いですし、壁に埋め込んで円形に照らすことでアイポイントを設けることも可能です。
枕木が取り入れられている場合は、枕木の隣にライトを配置すると、優しい光が木の風合いを引き立て、昼と夜で異なる表情のアプローチを楽しむことができます。

・和風スタイル
旅館風の和風外観や和モダンスタイルの住まいには、シックで落ち着きのあるライトアップがぴったりです。
ライトの選択においては、電球が直接見えないようにカバーされたものや、柔らかな雰囲気で光るタイプを選びましょう。
マットな質感のカバーで覆われたライトは電球の光を柔らかくし、優しい雰囲気の空間を演出します。
光の色は、和風の空間にはオレンジがかった温かい色が適しています。
低い位置に配置されたやわらかな光のライトは、外観を程よく浮かび上がらせ、落ち着いた雰囲気を醸し出します。
行灯風の照明は、アプローチに沿って同じ側に配置すると和モダン風に、交互に千鳥配置で置くと伝統的な本格的な和風アプローチにすることができます。


場所にあったライティング商品
5000820_s.jpg
照明を導入する際、具体的にはどのエリアに、どのタイプの照明を何個程度配置すればよいのでしょうか。
ここでは、よく取り付ける場所やおすすめの配置についてご紹介します。

・駐車場やカーポート: グランドライト、スポットライト、ダウンライト
・玄関周り: ウォールライト、スポットライト、グランドライト
・階段やアプローチ: ポールライト、グランドライト
・お庭の中: ポールライト、スポットライト

各場所によって使用目的が異なり、それに合わせて最適な照明が変わってきます。
光が届く範囲はだいたい直径1~2メートルと考えられます。
照明同士の間隔は1.5~2メートルほど空けると、効果的に照明でき、ストレスなく明るさを取り入れることができます。
また、照明の周りには壁や植物があると光の反射が変わりますので、場所によってはポイントに集中して配置することを検討すると良いでしょう。
例えば、道路に面しており、既に街灯が十分な明るさを提供している場合は、その明かりを利用して、別の死角や影ができそうな場所に追加の照明を導入すると効果的です。
また、照明工事を依頼する際には、「どのエリアをどのように照らしたいか」と「予算」を工務店や専門業者に伝えることで、スムーズな進行が期待できるでしょう。


お庭に照明を入れるメリット
26910506_s.jpg
外構の証明計画についてご紹介しましたが、照明を取り入れるメリットも見ていきましょう。
メリットを把握しておくことで、照明の重要性の理解をより深めることができます。

・安全性の向上
夜に帰宅する際、暗い玄関やアプローチは足元が見えづらく、転倒の危険があります。
玄関灯だけでなく、埋め込み式のライトなどを導入することで、足元を明るく照らし、安全性を確保します。

・防犯対策の強化
周囲が暗いと侵入者にとって有利な状況となります。
照明を設置して家の周りを明るく保つことは、犯罪の抑止につながります。
特に、光に青みのある白色灯は防犯性を高める効果があります。

・デザインの向上
庭の植栽やオブジェなどを照明でライトアップすることで、視覚的に家を引き立て、高級感を演出できます。
庭のデザインに照明を組み合わせることで、外構全体に優雅で洗練された雰囲気を醸し出します。


工事を依頼するときに気をつけること
27530768_s.jpg
照明計画を立てたら、以下のポイントに気をつけて専門業者に工事の依頼をしていきましょう。

・玄関アプローチの安全性を確認する
真っ暗な玄関アプローチは不安と危険を招きます。
転倒や障害物への衝突を防ぐために、足元を適切に照らすことが必要です。
門灯やフットライトを複数配置し、不審者を防ぐためにはセンサー付き照明も検討しましょう。
センサー付き照明は節電にも貢献し、点灯・点滅のタイプも選択肢の一つです。
安全性と防犯面を重視した照明プランを検討し、安心できる玄関アプローチを作りましょう。

・電源の利便性を確保する
照明用のコンセントや電源スイッチの位置は慎重に考えるべきです。
外構のコンセントは庭やガレージ、玄関周りに設置されることがあります。
住んでみてから電源のオン・オフが不便だと感じることを避けるために、図面設計時点で検討が必要です。
雨の日や急な外出時でも、家の中から外構のスイッチをオン・オフできる仕組みを確認しましょう。

・家の雰囲気を演出できているかを確認する
外構の照明は家の印象を大きく左右します。
建物全体を照らすだけでなく、シンボルツリーや整えたお庭を照らすなど、家を美しく演出できるかどうかを確認しましょう。


まとめ
外構デザインに合わせた照明計画のコツをご紹介してきました。
適切なライティング商品を使い、玄関アプローチやポーチ、壁面、お庭の照明を工夫することで、安全性、防犯対策、デザインの向上が期待できます。
モダン、南欧風、和風などのスタイルに応じた計画を考え、照明の配置や種類を選ぶことが重要です。
そして、工事を依頼する際には、玄関アプローチの安全性、電源の利便性、家の雰囲気の演出を確認し、専門業者に適切な要望を伝えましょう。
外構照明は安心とスタイルを同時に実現するカギとなります。


【お庭の相談会&ガーデンツアー】
NIWA colorでは毎週土曜、ガーデンデザイナーが主催する「お庭の相談会」と実際に作られたデザインガーデンを歩いて回れる「ガーデンツアー」を開催しています。ぜひ新築の外構のイメージや、リガーデンの参考にしてください。
NIWA相談会バナー_アートボード 1.png