外構の顔!アプローチのおしゃれな仕上げまとめ

外構の顔!アプローチのおしゃれな仕上げまとめ

みなさんこんにちは、NIWA colorです。
外構の顔ともいわれるアプローチ。
これから新しく外構作りやリフォームをする際には、歩きやすさや安全性などの機能性を計画しなければいけませんが、やっぱりおしゃれにしたいですよね。
今回はアプローチをおしゃれに仕上げをご紹介していきます。


アプローチで重視すべきこと
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アプローチは外構プランの中で最初に検討すべきポイントです。
敷地条件、家族構成、将来のライフスタイルなど、状況によって最適なアプローチが異なります。
また、アプローチは家族が日常的に歩く場所ですので、そのためには動線、外観、安全性などもしっかり計画していくことが大切です。

外構アプローチには3つの重要な要素があります。
安全性、耐久性、デザイン性。
これらは妥協できない要素となりますので、以下に詳しく説明していきます。
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・安全性
アプローチの安全性を確保するために、滑りやすい枕木やタイルは避けるべきです。
表面がざらざらとしたタイルは、水や氷がある場合でも滑りにくくなっています。
また、傾斜が続くよりも階段がある方が安全で、日常生活に適しています。
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・耐久性
アプローチの耐久性を考えて、できるだけ天然木は避けましょう。
代わりに、石材やタイルがおすすめです。
これらは経年変化が少なく、掃除もしやすい特徴があります。
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・デザイン性
アプローチは外構の中でも目につく場所であり、毎日使う場所でもあります。
そのため、デザインにこだわっていきましょう。
余分な要素を省き、動線を整え、できれば玄関を隠すことで、より美しいアプローチに仕上げることができます。


アプローチのおしゃれな仕上げ
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アプローチをおしゃれに仕上げるには素材選びも欠かせません。
ここでは、失敗しない素材選びをしていくために、まずは一般的な素材・仕上げについてご紹介していきます。

1. タイル
大きさや質感、カラーの豊富さがあり、品質にバラつきが少ないのが利点のタイル。
汚れが落としやすく、メンテナンス性にも優れています。
デザインのバリエーションも豊富で、統一感を出すか色違いで変化をつけるか、自在な演出が可能です。
ただし、水に濡れると滑りやすいタイルもあるため、滑りにくいものを選ぶようにしましょう。

2. 枕木
アンティークな趣があり、和洋どちらのテイストにもマッチする枕木。
安価で手に入るものが多く、味わい深い演出が可能です。
木材なので劣化しますが、その変化も味わいとなります。最近ではコンクリート製の疑似枕木も登場し、欠点をカバーしつつアンティークな雰囲気を楽しむこともできます。

3. レンガ
天然素材ならではの温かみがあり、色合いには様々なバリエーションがあります。
同じ大きさのレンガを使用すれば簡単に組み合わせができ、DIYにも適しています。
コストを抑えたい場合には、レンガ風のリーズナブルな素材も検討してみましょう。
洋風デザインにも合い、植栽との相性も良いため、アプローチにおすすめです。

4. 敷石
和風から洋風まで幅広く対応し、上品な質感で高級感を演出する敷石。
御影石や石灰岩、石英岩などがよく利用されます。特に御影石は和風の趣にマッチし、上品な雰囲気を醸し出します。
注意が必要な点として、大理石は濡れると滑りやすいため、滑りにくい加工がされているものを選ぶことが大切です。
形状も多様で、丈夫で割れにくいため、メンテナンスがしやすいメリットもあります。

5. コンクリート
無機質でモダンな印象を与えるコンクリート仕上げ。
他の施工法よりも手軽で経済的ですが、濡れると滑りやすいことがあり注意が必要です。
スタンプコンクリートを使用すれば、柔軟な意匠性を持たせることが可能です。
明るい印象や重厚な雰囲気など、イメージに合わせて仕上げることができます。

6. インターロッキング
コンクリートの一種で、お互いがかみ合う形状になっているため、水はけが良く、デザイン性にも優れています。
ただし、雑草の発生があるためメンテナンスが必要です。
素材やカラーのバリエーションが豊富で、滑りにくい特長もあります。

7. 砂利
手軽な工法である砂利敷きは、敷石やタイルの間に砂利を埋めたりするDIYに適した素材。
形が整っていて選べる「化粧砂利」がアプローチに適しています。
雑草が生えにくく、防犯対策にもおすすめです。

8. 洗い出し
表面を水で洗い流し、砂利や砕石を浮かび上がらせる工法。
和風から洋風まで合わせやすく、滑り止めの効果があります。
職人の技術が必要でDIY向きではありません。

9. 芝生
自然の緑が演出する芝生は、温かみがありクッション性も備えています。
天然芝は季節ごとに変化する色合いが楽しめますが、管理が必要です。
人工芝は一年中見た目が変わらず、手入れが簡単でおすすめです。

10. 植栽、花壇
アプローチに植物を取り入れることは不可欠。
自然の温かみで素材の無機質さを和らげ、目隠しや日よけにもなります。
花壇や鉢植えを配置することで簡単に彩りを添えることができます。


アプローチをよりおしゃれに見せる方法
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ここでは、アプローチをよりおしゃれに見えるようにする方法をご紹介していきます。
以下のポイントを押さえながら、外構工事やリフォーム工事を計画していきましょう。


1. 曲線を活用してアプローチを長く見せる
アプローチは玄関の正面に配するのではなく、玄関扉を開けた際に家の中が見えないように計画することがおしゃれなデザインにつながります。
曲線を取り入れたり変化をつけることで、奥行きや広がりを感じさせ、おしゃれな雰囲気を演出できます。
ただし、植栽を過剰に増やしたり複雑なデザインになりすぎないようにし、見通しの良さも意識しましょう。

2. アプローチの幅を確保する
アプローチの幅は敷地状況によって異なりますが、日本人が通るのに適した標準的な幅は約0.6mと言われています。
しかし、実際にはこれだけでは十分ではありません。
傘をさす、荷物を持つ、すれ違うなどの行動を考慮すると、約1.2mの幅が快適で安心です。

3. 立体感を出す
通路を左右に少しずらすことや、高低差を意識することで、アプローチに奥行き感や立体感を与えることができます。
高い樹木やフェンス、低い花壇などを組み合わせ、高・中・低のバランスを考えると良いでしょう。

4. オープン外構にする
オープン外構は、周囲を塀や柵で囲まないスタイルを指します。
外から玄関までが見渡せ、明るく開放的な印象を与えます。
しかし、プライバシーを守りたい場合は、目隠しを工夫するなどして調整が必要です。
また、明確な境界線を設けることで、侵入や横断を防ぐことができます。

5. お家とアプローチの色を調和させる
アプローチを計画する際に、建物とエクステリアの色調を調和させることが重要です。
床にアクセントを加えるのも良いですが、色を過剰に使うとまとまりがなくなりがちです。
建物の外壁や屋根とアプローチの色調をバランスよく揃えることで、落ち着いた雰囲気を作り出します。

6. アプローチ以外の外構も考える
アプローチのデザインがおしゃれでも、外観デザインとの調和がなければ一体感がありません。
施工例写真だけでなく、外観デザインとの調和を考えて選ぶことが大切です。


まとめ
アプローチをおしゃれに仕上げる方法をご紹介してきました。
アプローチは外構の中で最初に検討すべきポイントです。
特に、「安全性」「耐久性」「デザイン性」は妥協できない要素となります。
安全性は滑りにくい素材や階段の配置が重要です。
耐久性は石材やタイルがおすすめです。
デザイン性は余分な要素を省き、玄関を隠すことで美しいアプローチにしていきましょう。
素材選びでは、タイル、枕木、レンガなど様々な選択肢があり、デザインに合わせて選ぶことがポイントです。
おしゃれに見せるためには曲線を活用し、アプローチ幅を確保していきましょう。
立体感やオープン外構も取り入れ、建物とアプローチの色調を調和させることも大切です。
外観デザインとの調和も考慮し、一体感のある外構に仕上げていきましょう。


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