門柱・門塀・門袖、それぞれ何が違うの?

門柱・門塀・門袖、それぞれ何が違うの?

みなさんこんにちは、NIWA colorです。
エクステリアを作っていく時に、「門柱・門塀・門袖」というワードが飛び交ってくることでしょう。
似たような言葉で何が違うのか分からないという方もいるのではないでしょうか。
今回は、「門柱・門塀・門袖」の違いとその選び方についてご紹介していきます。
これから新築を建てたり、エクステリアを一新していくという方はぜひ参考にしてみてください。


門柱とは?
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門柱は、文字通り「門にそびえる柱」を指します。
通常、門柱は門扉を備えずに単独で立っていることが一般的で、
最近では、「機能的門柱」と呼ばれる表札やポスト、照明などの機能を備えた門柱も人気となっています。
門柱は、そのポール(柱)状の形状からもわかるように、スペースをほとんど取らず、シンプルで整った見た目です。
場所が限られている場合、門柱を選ぶことをおすすめします。
門柱は、エクステリアにおいて門袖と同様の役割を果たしていて、その形状にはさまざまありますが、基本的な機能は共通しています。


門塀とは?
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門塀は、門周辺の壁を指し、主に敷地内と周囲を区切ったり、家の通り側を遮ったりする役割があります。
これに加えて、ポストやインターフォンの取り付け場所としても利用されることがあります。
特に、大きな道路や賑やかなエリアに位置する家庭では、門塀が広く採用されています。
門柱と呼ぶ人もいますが文字通り、門柱は「柱」門塀は「塀(壁)」という違いがあります。


門袖とは?
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門袖は、門に付属する壁状の構造物であり、通常は門柱や門扉と一体化しています。
門袖は一定のスペースが必要ですが、デザイン性に富んでいて、家の外観を左右する重要な要素となります。
門柱と役割はほとんど同じですが、門袖は主に装飾やデザインの目的で使用され、門まわりの美しさや個性を引き立てます。
住宅のデザインや外構スペースに合わせたものを選んでいくようにしましょう。


門塀の選び方
門塀を選んで行く際は、素材の耐久性とメンテナンスのしやすさを確認して選んでいきましょう。
例えば、ブロックは比較的経済的ですが、耐久性は15~20年程度です。
それに対して、自然石を使用した門塀は35~40年と、非常に長寿命です。
また、天然木を使用する場合は、シロアリ対策として定期的な防虫剤の塗布が必要ですが、タイルやレンガは丈夫で擦り洗いが可能なものも多いため、メンテナンスに気を遣わなくても大丈夫です。
門塀や門柱は一度作られると何度も作り変えることは難しいものです。
そのため、耐久性や手入れのしやすさにも注目することで、将来のメンテナンス費用や日常生活をストレスなく過ごすための工夫が大切です。
価格だけでなく、素材の特性も考慮して、長期的な視点で選んでいきましょう。


門袖の選び方
門袖にはさまざまな機能を組み合わせることができます。
前述の通り、照明、表札、インターホン、そしてポストの取り付けが一般的です。
時には宅配ボックスの設置も可能です。
ポストのタイプには、前面扉からの出し入れができるものと、前面から投函されたものを後ろから取り出すものがあります。利便性とスペースに合わせて選ぶことが大切です。
ポストの種類によっても選択肢は広がります。
前面からの取り出し可能なタイプは、門袖の後ろにスペースが限られていても設置が可能です。
一方で、後ろから取り出すタイプは、郵便物の取り出しが敷地の内側から簡単に行えます。
どちらが適しているかは、利便性とスペースのバランスをみて検討していきましょう。
門袖の高さは一般的に140~180cmほどですので、外観や目隠しの必要性に合わせて、適切な高さや幅を選ぶことが大切です。
また、門袖の設置場所も重要です。前面道路に近すぎると、車との接触の危険性が高まりますので、前面道路からの距離を40~60cm程度確保することがおすすめです。
門袖を選ぶ時は、機能性だけでなく、安全性や見た目の良さも考えていくと満足度の高いものになるでしょう。


まとめ
「門柱・門塀・門袖」の違いと選び方についてご紹介しました。
門柱は門にそびえる柱で、機能的なものも人気となっています。
門塀は敷地を区切り、ポストやインターフォンも設置可能で、素材の耐久性に注意していきましょう。
門袖は壁状でデザイン性があり、主に装飾やデザインの目的で使用されます。
門塀や門柱と同様に素材や耐久性を考慮して選び、門袖の高さや設置場所も検討が必要です。
機能性とデザインの両方を重視して、それぞれ選んでいきましょう。

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