外構デザインの基本!3種類の外構タイプ

外構デザインの基本!3種類の外構タイプ

みなさんこんにちは、NIWA colorです。
お家作りをしていくときに、外構にもこだわりたいという方は多いのではないでしょうか。
そもそも外構とは、敷地を囲む塀や門、玄関までのアプローチ、庭などさまざまな要素を含めて外構といい、エクステリアとも呼ばれます。
外構には種類があり、「オープン外構」「セミクローズ外構」「クローズ外構」に分かれ、それぞれ特徴や予算も違ってきます。
今回はどんな外構にするかお悩みの方に向けて、それぞれの外構の特徴と予算をご紹介していきます。
自分がどんな外構にするべきかぜひ参考にしてみてください。


オープン外構の特徴
7R402135★.jpg
オープン外構とは、敷地の周りに塀をつくらない外構のことをいいます。
簡単にまたぐことができる低いフェンスや土留めで敷地を囲った場合もオープン外構となります。
オープン外構は日当たりがよく、明るく開放的な家づくりをすることができます。
塀などの設置費用も抑えられるため、コスト削減にもつながります。
また、リフォームを将来したい場合も、囲いがないのでリフォームしやすいこともメリットです。
しかし、窓の位置によっては、外から丸見えでプライバシーの面ではデメリットとなります。
簡単に敷地に人が入れますので、防犯カメラの設置や窓の目隠しなどの対策をしていきましょう。


セミクローズ外構の特徴
7R402809.jpg
セミクローズ外構は、一部に塀やフェンスなどで目隠しをした外構をいいます。
外からの侵入対策をした柵を設置した外構などもセミクローズとなります。
リビングや浴室など外から見られたくい部分に柵などを設置し、他の部分はオープンにして開放感を出すことができます。
オープンにしたところには花壇などを設けたりと、プライバシーも守りつつも、外観の印象もあげられるのがセミクローズのメリットです。
セミクローズは、カスタマイズ性はありますが、中途半端な外構になりやすいため、ガーデンデザイナーや建築家と相談しておしゃれに仕上げるようにしていきましょう。


クローズ外構の特徴
空青 7R400723.jpg
フェンスや生垣、門塀などで住宅や庭の周りを囲んだ外構のことをいいます。
最大のメリットは、オープン外構やセミクローズ外構に比べて、プライバシーを守りやすい作りということです。
外から敷地内が見えにくく、子供やペットがお庭で遊んでいるときも道路へ飛び出しにくいことも安心です。

しかし、死角もできやすいため一度侵入者が入ると隠れやすいデメリットもありますので、防犯対策もしっかりしていきましょう。
また、フェンスや門塀などの部材を多く使う分、コストも高くなるため住宅や土地の予算配分を考えて、外構のプランニングをしていきましょう。


予算の違い
では、それぞれの外構予算はどれくらいになるのでしょうか。
使う資材や数によっても変わりますが、目安として外構工事の予算をご紹介していきます。

・オープン外構
約50〜150万円
オープン外構は設置する要素が少なく、一番工事費用を抑えられます。
門扉や玄関アプローチのみだと約50万程度で完成できることもあります。
工事費用を抑えた分、シンボルツリーや植栽をおしゃれにするのもおすすめです。

・セミクローズ外構
約150〜250万円
セミクローズ外構は窓の数や隠したい場所の数によって変動します。
塀やフェンスで加工必要があるほどクローズ外構の費用に近づきます。

・クローズ外構
約200〜300万円
クローズ外構は使う資材も多く、工事の工程数も増えるため、一気に予算が上がります。
庭の広さによっても大きく費用が変わるため、予算と相談しながら進めていくようにしましょう。


それぞれに向いている人
3つの外構デザインをご紹介してきましたが、それぞれに向いている人をご紹介します。

・オープン外構
まだ外構プランを決めきれていない人は、オープン外構にしておきましょう。
コストも抑えられますし、しばらく住んでみてやっぱり塀やフェンスが欲しいとなったときに工事しやすいです。
最初に塀などを作ってしまうと撤去して作り直すのにもさらに費用がかさむため、オープン外構にして一時的に砂利や人工芝などをひいて見た目をある程度仕上げるだけにしておくことをおすすめします。

・セミクローズ外構
ある程度のプライバシーを確保しつつ、ご近所付き合いをしたい方にはセミクローズ外構がおすすめです。
庭の一部や花壇などをあえて見せたい場合や、予算に合わせたバランスの良い外構スタイルを求めている方にはおすすめです。

・クローズ外構
趣味や仕事で自宅で集中して過ごす人が多い人や、プライベートなこだわりの空間を作りたい方はクローズ外構が適しています。
また、小さなお子様やペットがいるご家庭にも飛び出し対策などの安全性があるのでおすすめです。
予算は高くなりがちですが、それでもこだわりたい方はクローズ外構で理想的な住宅空間にしていきましょう。


まとめ
3つの外構デザインと特徴についてご紹介しました。
外構は住宅の印象を左右する重要な要素です。
オープン外構は明るく開放的な印象を、セミクローズ外構はプライバシーと開放感の両立を、クローズ外構はプライバシー重視の安全性をそれぞれ提供します。
外構の工事費用はオープン外構が約50〜150万円、セミクローズ外構が約150〜250万円、クローズ外構が約200〜300万円となっていますが、それぞれの特徴と予算を考慮し、自分のライフスタイルや家族構成に合った外構を選んでいきましょう。


【お庭の相談会&ガーデンツアー】
NIWA colorでは毎週土曜、ガーデンデザイナーが主催する「お庭の相談会」と実際に作られたデザインガーデンを歩いて回れる「ガーデンツアー」を開催しています。ぜひ新築の外構のイメージや、リガーデンの参考にしてください。
NIWA相談会バナー_アートボード 1.png