汎用性が高い割栗石の応用方法

汎用性が高い割栗石の応用方法

みなさんこんにちは、NIWA colorです。
お庭の外構を作るときに割栗石の使い方がわからないという方もいるのではないでしょうか。
割栗石はとても汎用性が高く、手頃でおしゃれなお庭を作ることができます。
今回は、そんな割栗石の応用方法をご紹介します、
割栗石をどう使ったらいいかお悩みの方はぜひ参考にしてみてくださいね。


割栗石とは?
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割栗石とは、岩石を人工的に10〜20cm程度に割って作られる石材のことです。
日本の庭によく使われている、砂利や景石などよりはお手頃で、自然も連想させつつおしゃれなお庭にすることができます。
もともと住宅の基礎に敷いて地盤を安定させるために使用されていましたが、現在は外構やエクステリアの材料としても使われています。
割栗石は主に6種類に分けられます。

・花崗岩
・安山岩
・砂岩
・凝灰岩
・石灰岩
・けい岩

これらの種類に該当しない場合は割栗石として認められません。
色や形、サイズによって雰囲気がガラッと変わるので、お庭にあった割栗石を選んでいきましょう。


おしゃれな傾斜を作る
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それでは割栗石の応用的な使い方をご紹介していきます。
まずは、法面に敷いておしゃれな傾斜を作るということです。
法面とは、切土や盛土で人工的に作られた傾斜面のことで、雨などで流れないようによく芝などで抑えられています。
そこをあえて割栗石にすることで安全かつおしゃれにみせることができます。
割栗石は粒が大きいので、石同士が噛み合い崩れていくことが少ないため、お庭の法面(斜面)にもピッタリです。
防草シートを敷くことで、雑草対策にもなります。
デザインとしては、大胆でインパクトのある選択肢となりますが、そこに厳選された植物を植えてあげると洗練されたデザインとなります。


見切りとして使う
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通常、砂利と芝の境目などに使用する仕切りは、樹脂製の板やレンガブロックなどですが、どうしても直線的・人工的に見えてしまいます。
そこに割栗石を置いていくと自然な景観で見切りを作れるので、作為的な違和感をなくすことができます。
まっすぐ綺麗なラインで見せたい時は、見切り板やハードウッド材などを使用することをおすすめしますが、自然と調和したお庭作りにしたい方は割栗石がおすすめです。


植栽や建物の足元に敷く
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シンボルツリーの下や住宅の足元に割栗石をおくと、華やかさがさらにアップします。
よく割栗石をシンボルツリーの周りや花壇に縁取るような形で、置く形も見受けられますが、実は1箇所にまとめてみたり、2〜3箇所に散りばめて添えてあげるとより自然に近いお庭となります。
また、門柱や門塀など背の高いものの下に割栗石を敷くのもおしゃれにみせるポイントです。
割栗石にはいろんな色がありますが、黒・グレー系の門塀にはグレーの割栗石を添えたり、
白系の門塀には茶色系の割栗石と植栽を添えるなど様々なカスタマイズができます。
割栗石の配置など自分で思ったようにいかないお気に入りのお庭空間を作りたい場合は、お庭の専門家であるガーデンデザイナーに相談して作っていくこともおすすめします。


ガビオンに入れて使う
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ガビオン」とは、通称「蛇篭(じゃかご)」といい、鉄線でできたカゴ状のメッシュ枠に砕石などの自然石を入れたものを指し、門袖や塀、植栽枡に使用されます。
ガビオンの中には割栗石を入れていますが、その中でも20cmくらいの大きめな割栗石で外側を平らに作ってあげるとおしゃれな門袖を作ることができます。
ガビオンの門袖は壁や目隠しなど様々な用途で使用できます。
割栗石の色を変えることで雰囲気もお好みのものに変えることができます。


まとめ
割栗石の応用方法をご紹介してきました。
割栗石は庭や外構において、傾斜づくりや自然な仕切り、植栽や建物の足元の装飾など、多彩な使い方ができる石材です。
いろんな種類や色の割栗石を組み合わせることで、庭全体の雰囲気を自然で洗練されたものに演出できます。
割栗石は、ガビオンに入れたり、法面に敷いたりと、さまざまな外構デザインに活かせるため、お庭づくりを考える際に是非検討してみてください。

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