~シンボルツリーのメンテナンス~

~シンボルツリーのメンテナンス~

最近よく耳にするようになった「シンボルツリー」。
シンボルツリーとは、住まいのシンボルとなるような樹木のことを言います。
今回は、自宅にぴったりのシンボルツリーを選ぶ3つのポイントと、
初心者でもできる「木を大きくし過ぎないお手入れ」のコツを学んでいきましょう。

常緑樹のシンボルツリー
常緑樹の葉は分厚く艶やかです。冬でも葉があり、年間を通して落ち着いた濃い緑を
楽しむことができます。また、通りからの目隠しにもなります。
代表的なものだとオリーブやシマトネリコなどです。

シンボルツリーのメンテナンス1.jpg

落葉樹のシンボルツリー
落葉樹は「ある季節になると葉を枯らして落とす植物」のことを言います。桜やアジサイ、モミジやイチョウが有名です。
毎年新葉が出るため、葉が薄く、明るい印象です。爽やかな緑や木漏れ日を楽しみたいのなら落葉樹がおすすめです。
落葉樹は冬に寂しくなりますが、緑の葉が紅葉していく季節のうつろいを感じられるのが魅力です。

メンテナンスは?
「お手入れが大変だから高くならない木を植えたい」という声をよく耳にします。
木は生き物なので生長を止めることはできませんが、生長速度が比較的遅めの樹種もあります。
どうしてもお手入れの頻度を低めにしたい場合は、そういった庭木を選ぶのがよいでしょう。
もちろん生長速度に違いはあってもいずれは大きくなるので、
1~2年に一回は剪定(せんてい)をして一定の高さを保つのがおすすめです。

ほとんどの方が「シンボルツリーは自分でお手入れしたい」と考えていると思います。
庭木のお手入れは基本的に剪定ばさみや高枝切りばさみを使った剪定作業ですが、
脚立に乗って剪定ばさみで作業できるのは樹高は3mくらいまでと考えておくのがよいでしょう。3mは、だいたい1階と2階の区切りくらいの高さです。

シンボルツリーのメンテナンス2.jpg

木を大きくし過ぎず樹形を保つコツは、ズバリ! 年に一回は必ず剪定をすること。
剪定(せんてい)とは余分な枝や葉を切り落として樹形を整えることです。
木が大きくなり過ぎるのを防ぐには、時折手を入れることがどうしても必要。
ですから、落葉樹なら11月~2月の冬季に1回、常緑樹なら初夏~梅雨前(本格的に暑くなる前)に1回の剪定を行いましょう。
「どこを切ったらわからないよ~!」という場合は、とにかくはみ出しているところカットしてみてください。

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